経営陣はお粗末な結果の東芝。
しかし、東芝ブランドのREGZA(レグザ)は、常に専門家から高評価を得ているのを知っているだろうか?
そのREGZA(レグザ)というテレビブランドも、今はHisense(ハイセンス)に95%の株を握られ中国資本の傘下となった。
東芝レグザはもうダメなのか?
いいえ、むしろ今が狙いどきです。
本社のお粗末な経営者に振り回されることなく、潤沢な資金で更なる映像強化を行える方がメリットが大きいのです。
日本人としては少し残念な気持ちもありますが・・・。
あっ!それとね、中国資本という逆風で、PanasonicやSonyよりお得に購入できる可能性があるのも魅力です♪
前置きが長くなりましたが、そんなレグザ有機ELテレビのフラッグシップ機「X930」のセールスポイントを今回は徹底評価します。
価格よりも機能を重視
こだわり派
価格がいくら高くても、こだわりの機能には絶対に妥協をしないのだ。
機能と価格のバランスを重視
リーズナブル派
自分の生活にマッチした買い物に拘り、価格に見合わない製品は絶対に購入しないわ。
機能そこそこで価格を重視
コスト重視派
価格が安ければ多少機能が劣っても構わない。一般家庭でハイスペックは不要だね。
では、各人の趣向を踏まえてこの製品を評価して行きましょう♪
評価の前にまず「有機ELレグザ」のバリエーションを把握しよう♪
4Kチューナー内蔵のレグザ有機ELシリーズは2バリエーション、3機種の構成。
今回は、「Proシリーズ」の「X930」を解説します。
4K有機ELテレビ東芝レグザ X930とは
項目 | 内容 |
---|---|
モデル | 2019夏(19'7月) |
シリーズ | レグザX930 |
分類 | 4K有機ELテレビ |
サイズ展開 | 65v/55v |
データを見れば分かる通り、REGZAの有機ELテレビとしては2019年度で最も新しいテレビ。
また、東芝REGZAシリーズでの位置づけは「フラッグシップモデル」であり、TOSHIBAテレビの最高峰となります。
4K有機ELテレビ東芝レグザX930のセールスポイント
- BS4K/110度CS4Kダブルチューナー内蔵
- Pro専用チューニングパネルと新映像エンジン+レグザオーディオシステム
- 放送済みの番組をいつでも見られる「タイムシフトマシン」
1.4Kダブルチューナー内蔵
ここは2019年のハイエンドモデルでは当たり前の仕様ですね。
4K放送を裏録したい場合に有効で今後は標準化しそうです。特に有料放送を契約している人には便利な機能でしょう。
まだまだ4K放送は魅力的なコンテンツが乏しいのでは?BSの設備やNHKの視聴料もかかるし要らないでしょう?
有機ELが浸透して、テレビの画質が格段に良くなって来たのだから絶対必要な機能なのだ!
評価:5.0
減点要素は無いのだ。4K放送を見る機会が多い人には絶対こだわりのポイントなんだな。
評価:3.0
現状はまだ1チューナーで十分かもしれないけど、将来的にはあっても邪魔にはならないわ?
評価:2.0
今の4K放送では必要性を感じないね。
ハードディスクを強化して裏録に備えましょう♪
2.最新の映像技術と音響技術
Panasonicを基準と考えた場合、タイムシフトという、今やREGZAの代名詞とも言える機能は別に評価する必要があります。
そこで、X930については映像と音響を合わせて評価します。
Pro専用チューニング2019年仕様の有機ELパネルと新映像処理エンジン
レグザProでは最新の2019年仕様として、ガンマ特性と輝度特性をチューニングし、コントラスト性能、および階調性が大きく向上させた新世代有機ELパネルに仕上げています。
最新のチューニングを施したパネルの性能を引出すために、新映像処理エンジン「レグザエンジン Professional」を開発したのね。
REGZAの有機ELテレビは、あざやかな色彩と引き締まった黒がマニアの間でも評判なんだな。
結局、元のパネルはみんな同じ所で製造してるじゃん。
そこです!同じパネルでも色のチューニングは各社個性が出ます。また、せっかくチューニングに成功しても映像処理能力が低くてはダメ。メーカーの実力がハッキリ分かるのです。
有機ELレグザオーディオシステム PRO
今期のREGZA 有機ELシリーズの特徴として、スピーカーが前面に無いことが挙げられます。デザイン性としてはとても美しいのですが、音質もきちんと確保されていますよ。
対向型パッシブラジエータ方式2ウェイスピーカーというものを新開発したのだ。
何?その呪文…
対向型パッシブラジエーター方式とは、ボックス振動を抑え、SN感の高い低域再生(音がクリア)が可能になります。
音場をチューニングして、パネル画面から音が聞こえるようにするのが最近の流行りなのだ。
薄型テレビなんてどれも音は貧弱だよ。
いいえ、最近の薄型テレビは結構音が良くなってますよ。また、シアターバーも各社発売されているので、更に強化が可能です。参考までにリンクを貼っておきます。
評価:4.0
映像、音、共に拘りは高評価なのだ♪
評価:3.0
Panasonic有機ELシリーズの中間機より少し上って感じかしら?でも、有機ELテレビの不安は相変わらず払拭できないわ。
評価:3.0
液晶で十分な気持ちは変わらないね。でも、新製品が出るたびに有機ELテレビは少しづつ進化していることは評価できるね。
大型テレビの画面って直ぐに汚れます。
更に音質を良くするならサブウーファーで低音強化!
3.タイムシフトマシン
タイムシフトマシンはREGZAの大きな魅力になりました。このシステムを目的にREGZAを指名買いする人も少なくありません。
過去の番組とか、大容量HDに好きなチャンネルと時間帯を丸ごと録画するシステムね。せっかくだからメリットを解説して。
設定次第ですが、指定の時間帯とチャンネルを過去2~3週間遡れます。また、途中から見始めた番組も最初へ遡れたりもしますね。
色々な使い方が出来て結構魅力的だね。
職場で話題のドラマとか、見逃した時はホント助かりそうだわ。
経済ニュースも見直せるのだ。
まあ、そうは言っても録画に使用するHDの容量次第なんですけどね。最近は純正のHDも充実してきたので、誰でも使いやすいシステムへ進化しています。
純正ハードディスク(HD)「D3シリーズ」は1台でタイムシフトマシンも通常録画も両方楽しめます。
タイムシフトマシン用またはタイムシフトマシン増設用にぴったり!もちろん通常録画用としても使える「V3シリーズ」。
タイムシフトマシンに対応したHDDは「HDD【2020版】東芝レグザ & ハイセンスにおすすめのテレビ録画用外付けハードディスク」でまとめて紹介しています。
テレビ録画用外付けハードディスク選びの時間短縮でお使い下さい!
純正品か24時間録画対応のハードディスクを選びましょう。
また、有機ELレグザX930に最適なおすすめのテレビスタンドも探せます♪
「テレビ台」の選び方のコツはここから
「テレビスタンド」の選び方に迷ったらここ!
では、タイムシフトマシンの評価をお願いします。
評価:5.0
忙しいわたしでもテレビ番組の見逃しが無くなるのだ♪REGZAで最も優れた技術なのだ。
評価:5.0
最初の頃はもの凄い価格でビックリしたけど、今は自分でHDも選べるし、システム的に忙しい家庭にはホントに有難いシステムだわ。
評価:5.0
結構このシステム人気があるよ。同レベルの有機ELテレビと変わらない価格でこれが使えるって、かなりコスパは高いね。
4K有機ELテレビ東芝レグザ X930の受賞歴
TOSHIBA REGZA X930はAV機器を専門家が評価する「Hivi」「VGP」の権威ある二つの団体から高い評価を受けています。
2019 SUMMER(2019年度「夏」)
2019年夏モデルとしては双方の団体から受賞。特にVGPでは総合金賞に輝き、音作りについても開発賞を受賞し技術の高さを証明しました。
Hivi ベストバイ 2019夏 | 【ディスプレイ部門】 ◆有機EL60型以下⑤位 ◆有機EL61型以上③位 艶やかな漆黒と精妙な階調表現、鮮やかで品格の高い色再現が評価された。 |
VGP 2019夏 | 【特別賞】 総合金賞 高画質エンジン「レグザエンジン プロフェッショナル」、新開発AIレコメンドシステムで進化した「みるコレ」機能を搭載した有機ELテレビに対して。 開発賞 高音質スピーカーシステムの開発に対して。 【ディスプレイ部門】 ◆有機EL(60型以上70型未満)金賞 ◆有機EL(50型以上60型未満)入賞 |
2019 WINTER(2019年度「冬」~2020年度)
そして、2019年冬の評価では「Hivi」で55型が5位から1位へ一気にジャンプアップ。
「VGP」では「高画質アップデート」を評価されて技能賞を受賞。真摯な改善を行う企業としての一面も垣間見れます。
Hivi ベストバイ 2019冬 | 【ディスプレイ部門Ⅳ】 ◆有機EL60型以下①位 ◆有機EL61型以上③位 受賞理由 ・表現力が抜群に素晴らしい ・2K素材時の高画質はライバルを圧倒 ・全録「タイムシフトマシン」は文句なし |
VGP 2019冬 | 【特別賞】技能賞 有機ELレグザ高画質アップデートに対して。 【ディスプレイ部門】 ◆有機EL(60型以上70型未満)入賞 ◆有機EL(50型以上60型未満)金賞 |
4K有機ELテレビ X930の「セールスポイント」総合評価
では、これまで確認したX930のセールスポイントについて総合評価を行ってもらいましょう。
評価:4.7
有機ELパネルの取り扱いが上手いと定評のTOSHIBAらしい出来なのだ。
評価:3.7
自社ASSYとかに拘らずとも技術で良くなることが証明された製品ね。
評価:3.3
液晶テレビで十分だけど、あまりコストをかけずに品質を良くする姿勢は評価できるね。
PanasonicのGZ2000を超える評価はコスパの良い証。少し驚きの結果でした。引続き設置スペースなどの「視聴環境」について評価しましょう。以下のリンクかこちら から移動して下さい。
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