この記事では、東芝(TVS)レグザのMini LED 4K液晶テレビである「Z875L・Z870L」と前モデルのZ740XSとの違いを5つの視点で比較分析を行いました。
実機を確認と共に違いを分析することで妥当な市場価格を割り出し、Z875L・Z870Lのおすすめ度を分かりやすく評価レビューします。
また、5つの各視点では、Z875Lと同世代である2022年モデルの新4Kレグザ間の違いも分かります。
- 価格の妥当性
- セールスポイントの進化
- 視聴性能アップの工夫
- 標準機能の進化
- 省エネ性・耐久性
わしは価格よりも機能を重視する「こだわり派」なのだ!
テレビ選びでこんな疑問や悩みがないだろうか?
- メーカー別の特徴(セールスポイント)が分かりにくい
- 自宅に設置可能なサイズで見やすいテレビが知りたい
- 欲しい機能やスペックの調査と比較が面倒
- 省エネ性能が高い頑丈なテレビはどれ?
- 旧モデルや他の新しいモデルとの違いは?
- 購入したいけど最適な価格が分からない
この記事では、そんなテレビ選びの疑問を解決できます!
私は機能と価格のバランスを重視する「リーズナブル派」よ。
実機を確認してからの執筆なので安心してね♪
\ スペックだけでは語りません! /
記事の内容は「Z875L・Z870Lを実際に操作」し「Z875L・Z870Lの機能を確認」を行った後なので、メーカースペックについて気になる点は忖度なしにコメントしています。
僕は機能そこそこで価格を重視する「コスト重視派」…
で、簡単でいいから先ずはZ875L・Z870LとZ740XSの違いが知りたいね。
\ Z875L・Z870LとZ740XS違い /
進化ポイント | 残念ポイント |
---|---|
パネル&Mini LEDバックライト 映像エンジン HDR規格対応 ゲーム性能 音響システム 一部の利便性 | 一部の利便性 |
前モデルのZ740XSは更にその前のZ740Xからあまり進化していなかったため、Z875L・Z870Lは実質的に2年ぶりのモデルチェンジ且つバックライトにMini LEDを採用し違いが大きくなっています。
厳密には、Z740XSの後継と言うよりも、Mini LEDを採用した新たなハイエンドモデルと考えた方が良いでしょう。
それでは、購入価格目安と実機の感想を中心に「【レグザ Z875L・Z870L】Z740XSとの違いとモデル間の違いを5つの視点で分析しおすすめ度を評価レビュー」について書きます。
長年製造業に従事し豊富な知見を活かした
分析が得意なブロガー
えだまめくん
edamamekun
Z875L・Z870L 総合評価(結論)
Z875L・Z870L 総合評価結果
評価項目 | |||
---|---|---|---|
価格 | 5.0 | 2.0 | 1.0 |
セールスポイント | 5.0 | 5.0 | 5.0 |
視聴環境・設置 | 4.0 | 4.0 | 4.0 |
全機能 | 4.5 | 4.5 | 4.5 |
省エネ・寿命 | 4.0 | 3.0 | 3.0 |
総合評価 | 4.5 | 3.7 | 3.5 |
先ず最初に結論からお話しましょう。
冒頭解説した通り、Z875L・Z870Lは2世代前の液晶ハイエンドモデルの進化版です。
そのため、映像・音響共に最高レベルの機能を備え、新たなステージを構築しました。
特に大きな特徴は映像レベルをブラッシュアップする新エンジンの採用で、「レグザエンジン ZRα」は2022年モデルのレグザ上位機種のみにしか搭載されていません。
ちなみに、今期登場したMini LED搭載レグザの55v型モデル、Z870Lは「レグザエンジン ZRⅡ」となります。
音響システムについてはドルビーアトモスのみならず、トップ&サイドツィーターを搭載しリアルな立体音響効果を発揮。
Z875L・Z870Lは従来のハイエンドモデルを超えるレグザ至上最高スペックの4K液晶テレビです。
満を持して発売したレグザのMini LEDテレビですが、搭載スペックはトップレベルと言えるでしょう。新しい4K液晶プレミアムモデルの誕生です。
レグザらしさ全部入りで、新技術のMini LEDバックライト。スペック的には言うこと無い仕上がりだわ。問題は市場価格ね。
Mini LEDは液晶テレビの質を確実に上げたのだ。今後は有機ELテレビと比較すべきなのだ。
Z875L・Z870Lのメリット・デメリット
Z875L・Z870Lが優れる点⤴︎
- Mini LEDバックライト&広色域量子ドット液晶パネル
- タイムシフト機能があるのでレコーダーが不要
- 新映像エンジンとAI技術で映像美が大幅に向上
- Z870Lは「レグザエンジン ZRⅡ」
- Dolby Vision IQの追加
- ゲーム対応強化(4K=120P・VRR・ALLMなど)
- ドルビーアトモスとトップ&サイドツィーターで音響強化
- 映像および音響の自動調整強化
- 幅の調整が可能な卓上スタンド
- HDMI端子の進化(eARC・HDCP2.1)
Z875L・Z870Lが劣る点⤵︎
- HDR10+とDolby Visionに非対応*
- スピーカー出力がZ740XSより低い(80W→70W)*
- 2画面表示機能の廃止*
- Bluetoothリモコン非対応
*前モデルZ740XSと比較した場合
Z875L・Z870Lのメリット・デメリットで欲しい機能に漏れがないかをしっかり確認することがポイントです。
他社の液晶テレビは以下のリンクからチェックして下さい。
では、5つの評価ポイントを細かく確認しましょう。
評価①|Z875L・Z870Lの価格評価と買い時
東芝(TVS)レグザのハイエンドモデルと言えば、他社の同クラスモデルよりも若干割安なのが魅力。
その理由は、フラッグシップモデルX9900L同様に搭載技術の遅れや貧弱さが影響していたからです。
前ハイエンドモデルのZ740XSを例にとれば、古臭い音響技術の継続とチープな映像改変がこれにあたります。
しかし、新しいMini LEDフラッグシップレグザZ875L・Z870Lは技術進化を遂げ、他社のMini LEDハイエンドモデルと渡り合える内容であり、今期の市場価格が注目されます。
評価:5.0
何と言っても新技術のMini LEDバックライトなのだ。市場価格はいくらでも問題ないのだ。
評価:2.0
期待される新技術だけに、早く液晶テレビらしい価格になって欲しいわ。
評価:1.0
Mini LEDは昨年から市場に出た技術だからまだ仕方ないね。でも、今までのハイエンド並みの価格にならないと話にならないね。
Mini LED、全部入りの機能、内容的には高価格なのは当たり前ですが、このままだと有機ELテレビが競合相手になってしまう懸念も…
それでは各サイズの価格推移と買い時を明確にします。
75Z875L(75v型)の価格推移と買い時
過去のハイエンドレグザに75v型の比較対象が無いため、ソニーの4K液晶ブラビア X95Jの価格推移と比べてみましょう。
比較対象の4K液晶ブラビア X95Jは、2021-2022年の液晶ブラビア最高級のモデルで、市場価格は他社同クラスと比較しても強気な価格設定でした。
75v型(75Z875L)は初値からX95Jの価格を上回り、明らかに従来の液晶ハイエンドモデルとは位置付けが異なっていることが感じられます。
ただ、Mini LEDという新技術は液晶テレビのバックライト技術の進化であり、今後ハイエンドモデルがMini LEDへ置き換わるなら市場価格は同水準へ収束されることが予想できるでしょう。
レグザのハイエンドモデルは半年程度で買い時が訪れる傾向にあるため、焦らず様子見することが肝要です。
買い時をズバリ言うわね!
75v型のZ875Lがどうしても欲しいなら
- 400千円以下で妥協点を探る
機能と価格のバランスにこだわるなら
- 発売半年後の安値、350千円前後を目安に待つ
- 但し、340千円を切るようなら真剣に検討する
65Z875L(65v型)の価格推移と買い時
65v型(65Z875L)は予想通り前モデルZ740XSの価格を大幅に上回って始まっており、Z740XSと同様の動きをトレースした場合、大きく価格が下がらない展開が予想されます。
新機能に対し、Z740XSと比較して10万円前後上の価値を見出せるかが購入のポイントになるでしょう。
買い時はズバリこうよ!
65v型のZ875Lがどうしても欲しいなら
- 300千円以下の価格を狙う
機能進化を評価するなら
- Z740XSの過去価格に対しプラス100千円で考える
55Z870L(55v型)の価格推移と買い時
55v型(55Z870L)も65v型同様に前モデルZ740XSの価格を大幅に超えており、同程度の市場価格へ収束する可能性は低そうです。
ただ、機能が少し落ちる分、65Z875Lほどの価格差はなく、Z740XSの同時期最低価格に対してプラス3〜5万円の上乗せを許容できるかが購入のポイントでしょう。
買い時はズバリこうよ!
価格最優先なら
- 170千円前後の価格を狙う
最新機能にこだわるなら
- 発売半年後の安値、180千円以下を目安に待つ
- 但し、170千円を切るようなら買い
新しい技術を搭載した初年度の市場価格は割高です。一つ下のモデルと冷静に比較して必要性を考えましょう。
評価②|Z875L・Z870Lのセールスポイント
評価:5.0
映像美も音質も言うことなしの液晶テレビで、十分有機ELテレビと戦える出来なのだ。
評価:5.0
パネル以外はフラッグシップモデル並みでモリモリだわ。
評価:5.0
わくわくする内容だね。価格のことを考えなければ一番欲しい機種になるかも?
魅力的なセールスポイント盛り沢山ですね。さすがレグザ初登場のMini LEDバックライトモデルです。ただ、Z875LとZ870Lは映像エンジンが違うことに注意です。
東芝(TVS)Mini LED 4K液晶レグザ Z875L・Z870Lとは
TVS REGZA株式会社:公式ページ
モデル | 2022夏(22'6月) |
シリーズ | レグザ Z875L(75v/65v) レグザZ870L(55v) |
分類 | 4K Mini LED 液晶テレビ |
サイズ展開 | 75v/65v/55v |
東芝(TVS) Mini LED 4K液晶レグザ「Z875L・Z870L」はMini LEDバックライトを搭載した全く新しい液晶レグザ。
TVS(旧東芝)液晶テレビの最高峰に位置する、Mini LEDバックライト搭載の新しいプレミアムモデルです。
Z875L・Z870L 3つのセールスポイント
- Mini LED 広域量子ドット4K液晶ディスプレイ & 最新のレグザエンジンZRα*
(*55Z870LはレグザエンジンZRⅡ) - 立体音響対応をリアルに再現する音響システムZP
- 最強の録画システム「タイムシフトマシーン」
ここが重要ポイント‼︎
- Mini LEDバックライトの高コントラストと量子ドットによる高色域は実際に視聴すればきっと驚くでしょう。普通の液晶テレビが白浮きしていることが分かります
- 音質についてはトップとサイドツィーターで素直に厚みを感じる仕上がりになっていました
詳細は以下の記事で詳しく解説しています。
東芝(TVS)・レグザ2022年モデル、X9900L・X8900L・Z875L・Z870L・Z770L・Z670L・Z570L・M550Lのセールスポイントの違いが全て確認できますよ。
今期のレグザはあまり期待してなかっただけにMini LEDの登場は驚きだわ。機能も他社のハイエンドモデルと遜色ないわ。
レグザの代名詞、タイムシフトマシンもしっかり対応してるので、満足度の高い仕上がりです。
タイムシフトマシンに対応したHDDは「【レグザに最適】外付けHDDのおすすめ製品とタイムシフトマシン適合情報」でまとめて紹介しています。
テレビ録画用外付けハードディスク選びの時間短縮でお使い下さい!
Z875L・Z870Lに適合する電源レスのコンパクトHDDがおすすめです♪
TVS レグザでDVDを再生するなら「テレビで見るための【DVDプレーヤー4選】安く買って簡単に接続する方法」でまとめて紹介しています。
Z875L・Z870Lの受賞歴
東芝(TVS)Mini LED 4K液晶レグザ「Z875L・Z870L」の外部評価について、有名な「VGP」「HiVi」の二団体について確認します。
なお、各団体の概要は以下の通り。
音元出版「PHILE WEB」主催のAVアワード≫VGP
1987年にスタートした国内最大級を誇るオーディオビジュアル機器の総合アワードです。プロが選んだベストセラー間違いなしのアイテムだけが、受賞の栄誉を勝ち獲ることができます。
ONGEN PUBLISHING CO.,LTD
AV専門誌「HiVi」によるアワード≫HiVi
登場したばかりのモデルを含め、現在市場に流通しているAV製品をジャンル、価格帯別に分類して真のお買い得モデル=「ベストバイ」製品を選出することが本企画の趣旨である。
Stereo Sound Publishing Inc.
AV=オーディオビジュアル
2022 SUMMER(2022年「夏」)
Z875L・Z870Lのサイズ展開の内、評価が最も高かったのが75v型でした。
ただ、HiViでは発売時期の関係で評価対象外なので、実績的にはVGPのみの評価です。
65v型および55v型については、同じMini LEDモデルのシャープアクオス DP1の方が評価が上でした。
VGP
機種 | 受賞結果 | 部門・技術 |
---|---|---|
全サイズ | 総合金賞 | 高画質と録画機能 |
75Z875L 65Z875L | 技術大賞 | レグザエンジン ZRα |
75Z875L | 金賞 | ディスプレイ |
65Z875L | 受賞 | ディスプレイ |
55Z870L | 受賞 | ディスプレイ |
HiViベストバイ・ディスプレイ部門
機種 | 受賞結果 | 部門・技術 |
---|---|---|
75Z875L | 評価対象外 | ディスプレイ |
65Z875L | 評価対象外 | ディスプレイ |
55Z870L | 評価対象外 | ディスプレイ |
2022 WINTER(2022年「冬」~2023年)
TVS(旧東芝)4K液晶MiniLEDレグザ Z875L・Z870Lの冬の評価は、発売のタイミングからか?受賞の実績がありませんでした。
VGP
機種 | 受賞結果 | 部門・技術 |
---|---|---|
75Z875L | 受賞なし | ディスプレイ |
65Z875L | 受賞なし | ディスプレイ |
55Z870L | 受賞なし | ディスプレイ |
HiViベストバイ・ディスプレイ部門
機種 | 受賞結果 | 部門・技術 |
---|---|---|
75Z875L | 受賞なし | ディスプレイ |
65Z875L | 受賞なし | ディスプレイ |
55Z870L | 受賞なし | ディスプレイ |
評価③|Z875L・Z870Lに最適な視聴環境
評価:4.0
どっしりしたデザインが有機ELテレビのフラッグシップモデルにも引けを取らないのだ。
評価:4.0
ブルーライトカットって直接視聴性能を良くするわけじゃないけど、レグザだけの珍しい工夫だわ。
評価:4.0
卓上スタンドの幅が調整可能だし、デザインもなかなかで視聴性は高いね。
重量的な課題もありますが、卓上スタンドやブルーライトカットなど、視聴性アップの工夫は忘れていません。
ここが重要ポイント‼︎
- 低く構えた調整可能な卓上スタンドは便利で美しく、耐荷重に注意すれば設置場所を選ばない印象
- ブルーライトカットの効果は体現できなかった
- おまかせAIピクチャーは見比べると少し不自然な色合いに感じる
詳細は以下の記事で詳しく解説しています。
東芝(TVS)・レグザ2022年モデル、X9900L・X8900L・Z875L・Z870L・Z770L・Z670L・Z570L・M550Lの試聴性能の違いが全て確認できますよ。
レグザのハイエンドモデルの卓上スタンドって省スペースタイプのイメージだったから新しさを感じるわ。
でも、卓上スタンドは幅も調整可能で便利でワイドも省スペースも対応可能です。
テレビのサイズ選定で悩んだら「テレビのサイズは【3つの基礎知識】で決める!液晶・有機ELどっちもおすすめです♪」を参考にして下さい。
\ Z875L・Z870Lに適合するHDDとSTAND情報はこちら /
評価④|Z740XSとZ875L・Z870Lの違いと機能進化
評価:4.5
X9900L同様に一部物足りない部分もあるが、タイムシフトマシン搭載でレグザらしいモデルに仕上がっているのだ。
評価:4.5
他社の進化を意識した内容であることは間違いないわ。
評価:4.5
リモコンのBluetooth化が課題かな?2画面対応廃止は悲しいけど、概ね満足な内容だね。
今期の機能アップは他社への追づいで、まだ少し甘い点もありますがフル装備と言える内容です。
ここが重要ポイント‼︎
- 2画面対応が廃止されたのは不便〜ただ不要な人には関係ないでしょう
- Bluetooth非対応のリモコンはちょっと不便
詳細は以下の記事で詳しく解説しています。
東芝(TVS)・レグザ2022年モデル、X9900L・X8900L・Z875L・Z870L・Z770L・Z670L・Z570L・M550Lの基本機能の違いと進化が全て確認できますよ。
今後は機能を絞ったMini LEDモデルも出るのかな?
機能を絞り方も難しいですね。現在の路線で今までの液晶ハイエンドモデル並みの価格になることが理想です。
Bluetoothで簡単にワイヤレスイヤホンも接続できます♪
ワイヤレスイヤホンを使用すれば、テレビの音量を気にせず大迫力の没入感に浸れます。
こちらのリンク→ワイヤレスイヤホン関連記事を参考にして下さい。
おすすめのワイヤレスイヤホンもレビュー!
評価⑤|Z875L・Z870Lの省エネ性能とパネル寿命
評価:4.0
4K有機ELレグザに比べれば大したこと無いのだ。でも映像美は十分比較対象になるのだ。
評価:3.0
確かに良いとは言えない消費電力だけど、今までのハイエンドモデルと大差は無いわ。
評価:3.0
問題はパネル寿命、正確にはMini LEDの寿命が不透明なことだね。多分普通のLEDバックライトと同じだろうけど。
Mini LEDバックライトはLEDの数が多い割に意外と消費電力が変わりません。問題は盛り沢山の機能ですね。
詳細は以下の記事で詳しく解説しています。
東芝(TVS)・レグザ2022年モデル、X9900L・X8900L・Z875L・Z870L・Z770L・Z670L・Z570L・M550Lの省エネ性能とパネル寿命の違いが全て確認できますよ。
65v型も55v型もZ740XSより消費電力は良いのよね。でも、年間消費電力量はどちらも悪化してるのはなぜ?
年間消費電力量はハイセンスを含め新省エネ基準で計算されています。基本的には変わっていないと思って良いでしょう。
省エネ性能の考え方は「テレビの消費電力の基礎知識を知って省エネ家電を賢く選ぼう!」で詳しく解説しています。
有機ELテレビとの違いは「有機ELテレビを買わない5つの理由|特に引退世帯にはおすすめしないメリットとデメリット」で解説。
東芝(TVS)Mini LED 4K液晶レグザ Z875L・Z870L評価レビュー|まとめ
本記事は「【レグザ Z875L・Z870L】Z740XSとの違いとモデル間の違いを5つの視点で分析しおすすめ度を評価レビュー」について書きました。
Mini LEDバックライトは高コントラストな映像を実現する期待の新技術で、今後ハイエンド液晶モデルはこの技術へ全て置き換わることが予想されます。
今回、実機評価レビューを行ったZ875L・Z870Lは東芝(TVS)レグザとして初めてMini LEDを搭載したモデルで、市場価格はまだまだ手探りの状態。
基本機能を含め大幅に進化したMini LEDレグザはおすすめできる内容に仕上がっていますが、市場価格について割高感を感じるのなら次期モデルを待つのも一案でしょう。
ただ、Mini LEDの先には更に細かくバックライト制御を可能にするMicro LEDが控えているため、タイミングが重要です。
以上、えだまめくん(@edamamekun_ns)の実機評価レビュー報告でした。良い買い物をして下さい♪
Z875L・Z870Lのメリット・デメリットのまとめ
\ メリット・デメリット /
Z875L・Z870Lが優れる点⤴︎
- Mini LEDバックライト&広色域量子ドット液晶パネル
- タイムシフト機能があるのでレコーダーが不要
- 新映像エンジンとAI技術で映像美が大幅に向上
- Z870Lは「レグザエンジン ZRⅡ」
- Dolby Vision IQの追加
- ゲーム対応強化(4K=120P・VRR・ALLMなど)
- ドルビーアトモスとトップ&サイドツィーターで音響強化
- 映像および音響の自動調整強化
- 幅の調整が可能な卓上スタンド
- HDMI端子の進化(eARC・HDCP2.1)
Z875L・Z870Lが劣る点⤵︎
- HDR10+とDolby Visionに非対応
- スピーカー出力がZ740XSより低い(80W→70W)
- 2画面表示機能の廃止
- Bluetoothリモコン非対応
*前モデルZ740XSと比較した場合
Z875L・Z870LとZ740XSの違いまとめ
\ Z740XSとの違いまとめ /
項目 | Z740XS | Z875L(上段) Z870L(下段) |
---|---|---|
サイズ | 65v/55v/50v | 75v/65v/55v |
高画質化 | 全面直下型LEDパネル | 量子ドット液晶パネル | Mini LED広色域
レグザエンジンCloud PRO | レグザエンジンZRⅡ | レグザエンジン ZRα|
ネット動画ビューティPROⅡ | ネット動画ビューティーZRⅡ | ネット動画AIビューティZRα|
- | Z870L=なし | AI ナチュラル フォーカス テクノロジー|
ナチュラル美肌トーン | 美肌フェイストーンZRⅡ | 美肌AIフェイストーンZRα|
地デジAIビューティPROII | 地デジAIビューティZRⅡ | 地デジAIビューティZRα|
おまかせAIピクチャーⅡ | おまかせAIピクチャーZRⅡ | おまかせAIピクチャーZRα|
- | 3次元カラーリマスター | 3次元カラーリマスターZRα|
64色軸カラーイメージコントロール | Z870L=なし | 64色軸リッチカラーイメージコントロール|
HDR10/HDR10+/HLG | HLG/Dolby Vision IQ | HDR10/HDR10+ ADAPTIVE|
AI HDRオプティマイザー | HDRオプティマイザー | AI HDRオプティマイザーZRα|
- | Z870L=なし | ローカルコントラスト復元|
- | Z870L=なし | 4段再構成型超解像|
- | Z870L=なし | 新 マルチアングル自己合同性超解像|
高音質化 | 重低音バズーカ オーディオシステムPRO Ⅱ | 重低音立体音響システムZP |
- | ドルビーアトモス対応 | |
- | トップ・サイドツィーター | |
80W | 70W | |
- | Bluetoothオーディオ連携 | |
音像補正技術 | オーディオキャリブレーション | |
おまかせサウンド | おまかせAIサウンド | |
リモコン | Bluetooth非対応 | Bluetooth非対応 |
機能 | - | 卓上スタンド調整 |
2画面表示 | - | |
HDMI=4 | HDMI=4 | |
- | 4K/120P入力対応 | |
ALLM | VRR/ALLM対応 | |
- | オートゲームアジャスト | |
- | MD FreeSync™ Premium対応 |
\前モデルの情報はこちら♪ /