2020-2021モデルの東芝有機ELレグザセカンド機「X8400」の評価はここから開始。
フラッグシップ機の「X9400」と何が違うのか?
ズバリ!セールスポイントとなりうる機能に大きく違いがあるのです!
一番大きな違いは東芝レグザの売りである「タイムシフトマシン」が無いこと。
そう、有機ELレグザの廉価機種として、手にの届きやすい価格になっている(はずです)。
機能の差別化が価格に見合う内容なのか?
4回にわたって全貌を解き明かして行きます。
第1回目は東芝レグザ有機ELテレビX8400の「セールスポイント」をじっくりと徹底評価。
価格よりも機能を重視
こだわり派
価格がいくら高くても、こだわりの機能には絶対に妥協をしないのだ。
機能と価格のバランスを重視
リーズナブル派
自分の生活にマッチした買い物に拘り、価格に見合わない製品は絶対に購入しないわ。
機能そこそこで価格を重視
コスト重視派
価格が安ければ多少機能が劣っても構わない。一般家庭でハイスペックは不要だね。
では、各人の趣向を踏まえてこの製品を評価して行きましょう♪
4Kチューナー内蔵のレグザ有機ELシリーズは2バリエーション構成。
今回は、セカンドモデルの「X8400」を解説します。
4K有機ELテレビ東芝レグザ X8400とは
項目 | 内容 |
---|---|
モデル | 2020夏(20'6月) |
シリーズ | レグザX8400 |
分類 | 4K有機ELテレビ |
サイズ展開 | 55v/48v |
データを見れば分かる通り、REGZAの有機ELテレビとしては2020年度で最も新しいテレビ(2020-2021モデル)。
また、東芝REGZAシリーズでの位置づけは「有機ELのセカンドモデル」です。
4K有機ELテレビ東芝レグザX8400のセールスポイント
- クラウドAI技術とそれを活かす高コントラスト新開発パネル
- 伸びやかな高画質を実現するレグザパワーオーディオX
1.クラウドAI技術&高コントラスト新開発パネル
ご存じ「クラウドAI」については液晶レグザでも採用している今期の「売り」です。フラッグシップ機のX9400は映像処理エンジンに「ダブルレグザエンジンCloud PRO」を採用していますが、X8400は「レグザエンジンCloud PRO」であることが大きな違いです。
なるほど~、先ずは映像エンジンでコスト差を出しているのね。でも、そんなに大きく違うのかしら?
普通に考えれば処理速度が半減するわけですが、まあそんなに単純な話ではないでしょう。クラウドAIのデータ内容がより複雑化しない限り、当面は大きな違いは感じられないと思います。
重要なのは「クラウドAI技術」が利用できるか否かです。
現状ではX9400がオーバースペックの場合もあるしね。でも、PC化して10年使えないテレビになったら怖いね。
別に構わないのだ。わしは同じテレビを10年も使わないのだ。
・・・。
まあ、PC化までは行かなくともデータ処理のパワーが今後カギになるかもしれませんね。
一方、クラウドAIによる最適画像データを活かすためのパネルはX9400と同じ、高コントラスト化が進化した、放熱効果の高い新開発パネルを採用しているので安心です。但し、新パネル採用は「55型(インチ)」だけなので注意!
物理的な対応として、効率的に熱を排出して色むらの発生を抑えたわけね。画質は新たにチューニングを行って進化させたのね。
ハードディスクを強化して裏録に備えましょう♪
2.レグザパワーオーディオX
X9400のスピーカー構成がかなり進化したから、X8400は少し見劣りするわね。
あとさ、「ドルビーアトモス」はやっぱりついてない。当たり前か。
問題無い。アトモス対応のサウンドバーを別に買えば、スピーカー構成も含めて一石二鳥で改善するのだ。
まあ、きちんと進化しているのOKでしょう。もう一つの違いが「トップツイーターを壁に反射」させるイネーブルドスピーカーのような技術が無いことですね。
評価:3.5
出力アップは評価するが、システムの構成や音場位置などは進化をあまり感じないのだ。
評価:2.0
コスパ的にはドルビーアトモスの有無が気になる一般人です。
評価:2.0
こだわり派さんの言う通り、出力の進化は単純に理解できるが、やっぱりシステム構成が古臭いかな?
大型テレビの画面って直ぐに汚れます。
更に音質を良くするならサブウーファーで低音強化!
外付けハードディスク選びに迷ったら先ずは純正を検討。X8400をはじめ、東芝レグザにおすすめのハードディスク情報もあります。
純正ハードディスク(HD)「D3シリーズ」
タイムシフトマシンにも使える「V3シリーズ」
X8400に適合したHDDは「HDD東芝レグザ & ハイセンスにおすすめのテレビ録画用外付けハードディスク」でまとめて紹介しています。
テレビ録画用外付けハードディスク選びの時間短縮でお使い下さい!
適合情報のあるハードディスクを選びましょう。
では、次にセールスポイントの評価外ですが、サイズバリエーション詳細を確認します。
その他:サイズバリエーションのミニマム化
48型(インチ)みたいな中小型サイズの投入は、液晶テレビ並に裾野を広げるための一手かもね。
フラッグシップ機X9400も48型を投入し、ソニーと東芝が同じようなマーケティング戦略に打って出た感じ。これは消費者ニーズの分析結果なのでしょう。
視聴環境作り(置き場所)は以下を参考に進めて下さい♪
「テレビ台」の選び方のコツはここから
「テレビスタンド」の選び方に迷ったらここ!
有機ELレグザX8400に最適なおすすめのテレビスタンドも探せます♪
4K有機ELテレビ東芝レグザ X8400の受賞歴
TOSHIBA 有機EL REGZA X8400はAV機器を専門家が評価する「VGP」から高い評価を受けています(「Hivi」夏は選考中止)。
音元出版「PHILE WEB」主催のAVアワード≫VGP
1987年にスタートした国内最大級を誇るオーディオビジュアル機器の総合アワードです。プロが選んだベストセラー間違いなしのアイテムだけが、受賞の栄誉を勝ち獲ることができます。
ONGEN PUBLISHING CO.,LTD
AV専門誌「HiVi」によるアワード≫HiVi
登場したばかりのモデルを含め、現在市場に流通しているAV製品をジャンル、価格帯別に分類して真のお買い得モデル=「ベストバイ」製品を選出することが本企画の趣旨である。
Stereo Sound Publishing Inc.
AV=オーディオビジュアル
2020 SUMMER(2020年度「夏」)
2020年夏モデルは、クラウドAI技術が高く評価されX9400と共にVGPから総合金賞を受賞。
また、同じく東芝レグザハイエンド機に共通する「クラウドAI」「ネット動画ビューティーPRO」で技術賞と企画賞という評価を受けました。
ディスプレイ部門はハイエンド機のX9400が金賞に輝いていますが、高画質エンジンが若干劣るだけで他は共通するX8400はお得な機種と言えるでしょう。
VGPの評価
受賞 | 受賞内容 |
---|---|
総合金賞 | クラウドAI高画質技術「レグザエンジンCloud」を搭載した有機ELテレビシリーズに対して。 |
技術賞 | 有機ELテレビおよび液晶テレビシリーズに搭載された、AIを活用した高画質技術に対して。 |
企画賞 | 「ネット動画ビューティPRO」ノイズを抑えて精細感を高める、ネット動画に特化した映像処理技術に対して。 |
Hiviの評価
評価なし。
2020 WINTER(2020年度「冬」~2021年度)
VGPの評価
受賞 | 受賞理由 |
---|---|
受賞 | ディスプレイ部門 4K有機ELテレビ(50型未満)48X8400 |
Hiviの評価
受賞なし。
4K有機ELテレビ X8400の「セールスポイント」総合評価
では、これまで確認した有機ELレグザ X8400のセールスポイントについて総合評価を行ってもらいましょう。
評価:4.3
有機ELテレビの美しい映像だけをシンプルに味わうなら、「クラウドAI」も備え、X8400はコスパの良い機種と言えるのだ。
評価:3.3
高画質エンジン、音響が分かり易い違いね。でも最も大きな減点はタイムシフトマシンが無いことだわ。
評価:3.3
タイムシフトマシンの価値を図るのは人それぞれだけど、映像の質は他社のセカンド機よりコストダウンを行ったようには感じないね。
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