この記事では、ソニー・ブラビアの4K液晶テレビである「X85K」と前モデルのX85Jとの違いを5つの視点で比較分析を行いました。
実機を確認と共に違いを分析することで妥当な市場価格を割り出し、X85Kのおすすめ度を分かりやすく評価レビューします。
また、5つの各視点では、X85Kと同世代である2022年モデルの新4Kブラビア間の違いも分かります。
- 価格の妥当性
- セールスポイントの進化
- 視聴性能アップの工夫
- 標準機能の進化
- 省エネ性・耐久性
わしは価格よりも機能を重視する「こだわり派」なのだ!
テレビ選びでこんな疑問や悩みがないだろうか?
- メーカー別の特徴(セールスポイント)が分かりにくい
- 自宅に設置可能なサイズで見やすいテレビが知りたい
- 欲しい機能やスペックの調査と比較が面倒
- 省エネ性能が高い頑丈なテレビはどれ?
- 旧モデルや他の新しいモデルとの違いは?
- 購入したいけど最適な価格が分からない
この記事では、そんなテレビ選びの疑問を解決できます!
私は機能と価格のバランスを重視する「リーズナブル派」よ。
実機を確認してからの執筆なので安心してね♪
\ スペックだけでは語りません! /
記事の内容は「X85Kを実際に操作」し「X85Kの機能を確認」を行った後なので、メーカースペックについて気になる点は忖度なしにコメントしています。
僕は機能そこそこで価格を重視する「コスト重視派」…
で、簡単でいいから先ずはX85KとX85Jの違いが知りたいね。
\ X85KとX85J違い /
進化ポイント | 残念ポイント |
---|---|
ハンズフリー音声検索 | サイズ展開の減少 前モデルとほとんど同じ内容 |
ソニー・ブラビアは前期の進化が大きかったため、今期は機能的にほとんど変化はありません。
それでは、購入価格目安と実機の感想を中心に「【ブラビア X85K】X85Jとの違いとモデル間の違いを5つの視点で分析しおすすめ度を評価レビュー」について書きます。
長年製造業に従事し豊富な知見を活かした
分析が得意なブロガー
えだまめくん
edamamekun
X85K 総合評価(結論)
X85K 総合評価結果
評価項目 | |||
---|---|---|---|
価格 | 3.0 | 3.0 | 3.0 |
セールスポイント | 3.0 | 3.0 | 3.0 |
視聴環境・設置 | 4.0 | 3.0 | 2.0 |
全機能 | 3.0 | 3.0 | 3.0 |
省エネ・寿命 | 3.0 | 4.0 | 4.0 |
総合評価 | 3.2 | 3.2 | 3.0 |
先ず最初に結論からお話しましょう。
冒頭解説した通り、4K液晶テレビX85Kは前モデルX85Jからさほど変化の無いモデルです。
最上位モデルのX95KがMini LEDバックライトを採用、セカンドモデルのX90Kは通常の直下型LED部分駆動バックライトを採用。
X85Kは今期の4K液晶ブラビアでは三番目にあたる中〜小型構成のモデルとなります。
後で解説しますが、X85Kを選ぶメリットは倍速液晶対応という点ですね。
前期の進化で基本的な性能は十分だし、微々たる進化でも仕方ないわね。
わしが言うのも変だが、大した進化が無ければ価格が安くならないとこのモデルを選ぶ意味が無いと思うのだ。
X85Kのメリット・デメリット
X85Kが優れる点⤴︎
- 倍速機能
- ゲーム性能と連携
- 立体音響(ドルビーアトモス)対応
- Bluetoothオーディオ連携
- Bluetoothリモコン
- ハンズフリー音声検索
- eARC・HDCP2.1対応
- ソニーブランド
X85Kが劣る点⤵︎
- 貧弱なスピーカー構成と出力
- HDR対応規格が少ない
- サイズ展開が中〜小型のみ*
*前モデルX85Jと比較した場合
X85Kのメリット・デメリットで欲しい機能に漏れがないかをしっかり確認することがポイントです。
他社の液晶テレビは以下のリンクからチェックして下さい。
では、5つの評価ポイントを細かく確認しましょう。
評価①|X85Kの価格評価と買い時
テレビは大きなモデルチェンジが行われた翌年は概ねマイナーチェンジに止まります。
大きな変化があった年は大幅に価格が高くなる場合が多いですが、小さな変化の年は前モデル並みか安い価格で推移するパターンが多い感じ。
ソニー・ブラビアの4K液晶テレビとは言え、X85Kはマイナーチェンジの年にあたり、機能的にはほとんど変化がないモデルなので理想的には前モデルより安いはず?市場価格が気になります。
評価:3.0
何にも変わってないような感じなのだ。価格もそれなりで当たり前なのだ。
評価:3.0
なんか中途半端な機種なのよね。価格も中途半端な感じでなのでホントはもっと得点が低くていいかも?
評価:3.0
前半の価格を見るとと機能進化とアンバランスな動きだね。僕は買わないな。
ほとんど進化が無い割に出だしは強気な価格。これでは買う人は居ないかもしれませんね。
それでは各サイズの価格推移と買い時を明確にします。
XJ-55X85K(55v型)の価格推移と買い時
XJ-55X85Kの最大サイズである55v型については、前モデルX85Jより10%以上高い初値が付き割高感が否めませんでした。
正直、進化の乏しい内容なので最悪でも前モデル並み価格、通常は前モデルより安くなって当たり前。
初値から2ヶ月後には思惑通りの安値を記録しましたが、引き続き安値更新となるか注目されるところです。
買い時をズバリ言うわね!
55v型のX85Kがどうしても欲しいなら
- 140千円前後の価格で妥協する
機能と価格のバランスにこだわるなら
- 前モデルX85Jの安値付近105千円前後を目安に待つ
XJ-50X85K(50v型)の価格推移と買い時
50v型のXJ-50X85Kも前モデルXJ-50X85Jより高く始まりました。
進化内容を考えれば前モデルよりも安いことが理想ですが、物価高騰がどれだけ影響するか判断が難しいところです。
買い時はズバリこうよ!
50v型のX85Kがどうしても欲しいなら
- 130千円付近の価格で妥協する
機能と価格のバランスにこだわるなら
- 前モデルの安値付近100千円前後を目安に待つ
- 但し、物価高騰をきちんと考慮する
XJ-43X85K(43v型)の価格推移と買い時
43v型のXJ-43X85Kも前モデルXJ-43X85Jよりも高く始まりました。
他のサイズと同様、進化内容を考えれば前モデルよりも安いことが理想ですが、物価高騰がどれだけ影響するか判断が難しいところです。
買い時はズバリこうよ!
43型のX85Kがどうしても欲しいなら
- 120千円前後の価格を狙う
機能と価格のバランスにこだわるなら
- 前モデルの安値付近100千円前後を目安に待つ
- 但し、物価高騰の影響も考慮
X85Kは典型的なマイナーチェンジモデルなので、通常は前モデルよりも安いはずですが経済環境が微妙に影響しそうです。
評価②|X85Kのセールスポイント
評価:3.0
新しいセールスポイントが見当たらないのだ。
評価:3.0
基本的には倍速液晶とブランド力だけね。
評価:3.0
この内容と価格推移だと一番下のモデルか他社製品の方がいいよね。
本来は価格的に狙い目となるモデルですが、セールスポイントの割に価格が見合っていないような?
ソニー 4K液晶ブラビア X85Kとは
ソニー・ブラビア:公式ページ
モデル | 2022秋冬(22'9月) |
シリーズ | ブラビア X85K |
分類 | 4K液晶テレビ |
サイズ展開 | 55v/50v/43v |
ソニー4K液晶ブラビア「X85K」は、4K液晶ブラビアのミドルモデルです。
サイズは55v/50v/43vの中〜小型サイズに特化されます。
X85K 2つのセールスポイント
- 倍速駆動パネル & 次世代ゲーム対応
- ハンズフリー音声検索 & Bluetooth対応リモコン
ここが重要ポイント‼︎
- 前モデルX85Jと並べて視聴したが、明るめのチューニングになった印象
- 音響システムの違いは全く感じられなかった
詳細は以下の記事で詳しく解説しています。
ソニー・ブラビア2022年モデル、A95K・A80K・A90K・X95K・X90K・X85K・X80K・X80WKのセールスポイントの違いが全て確認できますよ。
映像に関するスペックの変化は全く無いのね。
セールスポイントも前モデル同様の内容です。
ソニー・ブラビアに対応したHDDは「【ブラビアに対応】おすすめの外付けHDDとテレビ適合情報」でまとめて紹介しています。
テレビ録画用外付けハードディスク選びの時間短縮でお使い下さい!
X85Kに適合する電源レスのコンパクトHDDがおすすめです♪
ソニー・ブラビアでDVDを再生するなら「テレビで見るための【DVDプレーヤー4選】安く買って簡単に接続する方法」でまとめて紹介しています。
X85Kの受賞歴
ソニー 4K液晶ブラビア「X85K」の外部評価について、有名な「VGP」「HiVi」の二団体について確認します。
なお、各団体の概要は以下の通り。
音元出版「PHILE WEB」主催のAVアワード≫VGP
1987年にスタートした国内最大級を誇るオーディオビジュアル機器の総合アワードです。プロが選んだベストセラー間違いなしのアイテムだけが、受賞の栄誉を勝ち獲ることができます。
ONGEN PUBLISHING CO.,LTD
AV専門誌「HiVi」によるアワード≫HiVi
登場したばかりのモデルを含め、現在市場に流通しているAV製品をジャンル、価格帯別に分類して真のお買い得モデル=「ベストバイ」製品を選出することが本企画の趣旨である。
Stereo Sound Publishing Inc.
AV=オーディオビジュアル
2022 SUMMER(2022年「夏」)
X85Kはソニー・ブラビアではロースペックモデルにあたるので対象外です。
VGP
機種 | 受賞結果 | 部門・技術 |
---|---|---|
全サイズ | 審査対象外 | ディスプレイ |
HiViベストバイ・ディスプレイ部門
機種 | 受賞結果 | 部門・技術 |
---|---|---|
全サイズ | 審査対象外 | ディスプレイ |
2022 WINTER(2022年「冬」~2023年)
X85Kはソニー・ブラビアではロースペックモデルにあたるので対象外です。
VGP
機種 | 受賞結果 | 部門・技術 |
---|---|---|
全サイズ | 審査対象外 | ディスプレイ |
HiViベストバイ・ディスプレイ部門
機種 | 受賞結果 | 部門・技術 |
---|---|---|
全サイズ | 審査対象外 | ディスプレイ |
評価③|X85Kに最適な視聴環境
評価:4.0
小さい液晶テレビには興味は無いが、どこへでも置けそうなのだ。
評価:3.0
何から何まで普通ね。
評価:2.0
なんか中途半端なんだよな〜。
コンパクトサイズなので低いテレビ台はやはり適しません。機能的には普通の液晶テレビですね。
ここが重要ポイント‼︎
- デザインは凡庸
- 斜めからの視認性はまあまあ良好
詳細は以下の記事で詳しく解説しています。
ソニー・ブラビア2022年モデル、A95K・A80K・A90K・X95K・X90K・X85K・X80K・X80WKの試聴性能の違いが全て確認できますよ。
環境光センサーはこのモデルから搭載されないのね。
はい、映像プロセッサーが普通の内容なんので仕方ありません。
テレビのサイズ選定で悩んだら「テレビのサイズは【3つの基礎知識】で決める!液晶・有機ELどっちもおすすめです♪」を参考にして下さい。
\ X85Kに適合するHDDとSTAND情報はこちら /
評価④|X85JとX85Kの違いと機能進化
評価:3.0
機能的に寂しいのだ。
評価:3.0
ニッチなモデル感は否めないわね。
評価:3.0
全体的に中途半端なんだよね。やっぱりXR搭載機種の方がいいね。
倍速パネルが唯一の売りですが、やっぱりプロセッサーの古さが気になります。
ここが重要ポイント‼︎
- Bluetooth対応のリモコンはどんな角度からも反応して便利だった
- ステレオサウンドの立体化はきちんと機能していた
詳細は以下の記事で詳しく解説しています。
ソニー・ブラビア2022年モデル、A95K・A80K・A90K・X95K・X90K・X85K・X80K・X80WKの基本機能の違いと進化が全て確認できますよ。
倍速パネルにこだわるブラビアユーザーには魅力的かもね。
ただ、他社と比較してメリットがあるかは微妙です。
Bluetoothで簡単にワイヤレスイヤホンも接続できます♪
ワイヤレスイヤホンを使用すれば、テレビの音量を気にせず大迫力の没入感に浸れます。
こちらのリンク→ワイヤレスイヤホン関連記事を参考にして下さい。
おすすめのワイヤレスイヤホンもレビュー!
評価⑤|X85Kの省エネ性能とパネル寿命
評価:3.0
このクラスならこんなものなのだ。
評価:4.0
前モデルから大した変化もないのに55vの消費電力が大きいのが気になるけど、全体的には気にするほどでもないわ。
評価:4.0
2026年の省エネ基準には程遠いけど、今期モデルとしてはまあ悪くないね。
ちょっと残念な進化レベルのX85K。来期の省エネ進化に期待です。
詳細は以下の記事で詳しく解説しています。
ソニー・ブラビア2022年モデル、A95K・A80K・A90K・X95K・X90K・X85K・X80K・X80WKの省エネ性能とパネル寿命の違いが全て確認できますよ。
今期のソニー・ブラビアは新しい省エネ基準達成を意識している感じね。
はい、新しい省エネ基準達成目標は2026年度なので、徐々に改善して行かないと間に合いません。
省エネ性能の考え方は「テレビの消費電力の基礎知識を知って省エネ家電を賢く選ぼう!」で詳しく解説しています。
有機ELテレビとの違いは「有機ELテレビを買わない5つの理由|特に引退世帯にはおすすめしないメリットとデメリット」で解説。
ソニー 4K液晶ブラビア X85K評価レビュー|まとめ
本記事は「【ブラビア X85K】X85Jとの違いとモデル間の違いを5つの視点で分析しおすすめ度を評価レビュー」について書きました。
新しいX85Kは前期からほとんど進化していません。
4K液晶ブラビアとして選択するメリットは倍速液晶のみなので、無理をしてでも上位モデルのX90Kを選んだ方が幸せかもしれません。
何にしても、価格動向については冷静に他社と比較することをおすすめします。
以上、えだまめくん(@edamamekun_ns)の実機評価レビュー報告でした。良い買い物をして下さい♪
X85Kのメリット・デメリットのまとめ
\ メリット・デメリット /
X85Kが優れる点⤴︎
- 倍速機能
- ゲーム性能と連携
- 立体音響(ドルビーアトモス)対応
- Bluetooth音声連携*
- Bluetoothリモコン
- ハンズフリー音声検索
- eARC*・HDCP2.1対応
- ソニーブランド
X85Kが劣る点⤵︎
- 貧弱なスピーカー構成と出力
- HDR対応規格が少ない
- サイズ展開が中〜小型のみ*
*前モデルX85Jと比較した場合
X85KとX85Jの違いまとめ
\ X85Jとの違いまとめ /
項目 | X85J | X85K |
---|---|---|
サイズ | 75v/65v/55v/50v/43v | 55v/50v/43v |
高画質化 | 液晶パネル | 液晶パネル |
高画質プロセッサー「HDR X1」 | 高画質プロセッサー「HDR X1」 | |
HDRリマスター | HDRリマスター | |
X-Reality PRO | X-Reality PRO | |
トリルミナス プロ | トリルミナス プロ | |
Motionflow XR240 | Motionflow XR240 | |
HDR10/HLG Dolby Vision | HDR10/HLG Dolby Vision | |
高音質化 | X-Balanced Speaker | X-Balanced Speaker |
ドルビーアトモス対応 | ドルビーアトモス対応 | |
20W | 2.0.0ch2.0.0ch 20W | |
自動音場補正 (部屋環境) | 自動音場補正 (部屋環境) | |
Bluetoothオーディオ連携 | Bluetoothオーディオ連携 | |
リモコン | Bluetooth対応 | Bluetooth対応 |
機能 | スマートスピーカー連携 | スマートスピーカー連携 |
- | ハンズフリー音声検索 | |
HDMI=4 | HDMI=4 | |
USB=2 | USB=2 | |
PlayStation(R)5 連携機能 | PlayStation(R)5 連携機能 | |
4K/120fps | 4K/120fps | |
VRR/ALLM | VRR/ALLM |
\前モデルの情報はこちら♪ /